ご挨拶

IMG_0250_1.bmp子供たちは未来からの使者である、といいます。その子供たちがどんな社会を生きていくのか、現状を分析し未来を洞察し、必要な能力を身につけさせてやることが、教育者の務めだと思います。現状の子供たちを一番よく知っている皆様が、未来を生きる子供たちのあるべき姿を描き、現状とのかい離すなわち「教育ニーズ」をしっかりつかみ、学校の在り様を考えていただくことが、今一番大事になってきていると考えます。

そこで、この閉塞感あふれる日本社会をどう理解すればいいのか、という視点から私が蓄積してきたことを、皆様に情報としてお伝えし、考えるきっかけにしていただけたらと思い、この教育コラムマガジンを立ち上げました。 

7年間、岩手県の高校で民間人校長として勤務し、先生方との交流をした経験を踏まえた上で、経済や経営、政治や社会、教育や文化など、折に触れて小文を書き、情報提供していきます。

学ぶ姿勢・考える習慣を先生方自身が身につけ、経営品質賞の考え方を生かして、上意下達の指示待ちではなく、現場から発信し、教育委員会や文科省を動かしていただきたい。

志のある当サイト読者の方々のお役に、少しでも立つことを念願しております。

最新コラム

タイトルをクリック してコラムをお読みください 

     

2018-06-20 米朝会議その後       

成功だの失敗だのと言える状況ではない   

2018-06-17 日本人のメンタリティ 

 日本人に異物のように入り込んだ「刷り込み」から脱却することから始めなければならない    

2018-06-14 世の中は多変数方程式        

一生涯をかけて「私の正解」は追い求めるべきである、と思うのである。


2018-06-11 「和の精神」とは何か        

「人知には限界がある」からこそ、「衆知を集め、公正に議論し、意思決定していこう」という訴えになるのだ。


 2018-06-07 情報戦・経済戦・外交戦       

エリートのお人好しは「犯罪」です。多くの人々を、不幸にするからです。


 2018-06-04 伊勢雅臣氏の講演から

アメリカとは「国柄」が違うという認識に立てず、ここまで日本を閉塞状態に追い込んだ連中に、「国家百年の計」を論じる資格などない、ということである。


 2018-05-27 「上から目線」という言葉

人生100年時代を迎えて、ますます社会人の「知的生産技術」が、必要になってきている、と思う毎日である。


2018-05-24 白井聡著『国体論』を超えて(2)

アメリカに寄り添う形でのグローバル化が、やがて日本の文化的基盤を崩壊させることにならないか、という危機感があるのです。


2018-05-21 白井聡著『国体論』を超えて

平成の日本の衰退は、こうした「国体」の欠陥に起因する、と言うのです。 


 


 


 

読者の集いのお知らせ

第37回三木(さんもく)会を 地研のご協力の下、下記要領にて開催しますので お知らせします。

日時  6月21日(木)17時〜20時   毎月第3木曜日です。

場所  (株)日本地域社会研究所会議室(杉並区上荻1−25−1)JR荻窪駅徒歩8分

要領  このブログの読者で、会話を楽しみたい方、コンサルを受けたい方、講演会の企画をしている方、地域活動のノウハウを交流したい方、本を出版したい方は、是非ご参集下さい。

特典  参加費は無料です。初めて参加される方は、事前にメールでご一報ください。

米朝会議その後

政治180606

612日のシンガポールでの「歴史的」米朝会議は、評価が二分されているようです。 

今の段階で、成功だの失敗だのと言える状況ではない、と私は思いますが、両国とも、日本と違い、相当にしたたかな国ですから、これからも激しい駆け引きが続くことでしょう。 

 

金正恩は、核を持ちアメリカまで届く、とアメリカを脅した人物です。そんな人物を、アメリカが許すはずはない。アメリカは、マニュフェスト・デスティニーの国です。自分たちだけが「正義」だと思っている不遜極まりない国家です。始末に悪いのは、少々頭が弱いが、腕っぷしだけは強いことです。

イランのフセインは、大量破壊兵器を持ち、アルカイダを支援している、として抹殺されました。後で、2つとも、事実に反することがわかりました。

リビアのカダフィは、核兵器開発をやめた後、反政府勢力につかまり殺されましたが、この反政府勢力を支援していたのは、CIAです。CIAは、他にも多くの国で諜報活動をしています。

アメリカにとって都合の悪い政権は、平気で内政干渉し転覆させてきた、ということを繰り返してきた。日本にも、アメリカ大使館員だけでも900名もいるのです。彼らは、一体何をしているのでしょうか。厚かましいにもほどがあるといわれる「年次改革要望書」と、整合的な動きをしているのでしょう。事実、この20年は、「年次改革要望書」の通り、構造改革が行われてきました。

戦前から、敵を限定して、敵の敵は味方とばかりに、見境なく目的のためには手段を択ばないから、世界は混乱するのです。石油利権のある地域は、特に、悲劇が続きます。国益追及のためには、その地域がどのような状況になってもお構いなし、なのは長い歴史が証明しています。

アルカイダやISは、アメリカが育てたテロ組織ということは、世界の常識です。しかし、日本の常識にはなっていません。イラク攻撃を真っ先に支持したのは、わが小泉政権でした。

 

戦前のアメリカの、そうした性向を利用したのは、ソ連と中国でした。戦前の「無念」を忘れ、そうした歴史認識の欠けた日本人が、社会のリーダー層になって以降、日本が衰退を始めているのです。

1980年代以降、構造改革という、アメリカ資本が儲けやすい環境整備をして、それをグローバル化と称し、国益を損なってきたのです。

経済的損失だけではありません。中国の台頭による安全保障面にも、危機が迫りつつあります。

現代日本の問題は、北朝鮮の、その先にある中国です。

経済での敵(日本)の敵は味方とばかりに、中国融和の姿勢を維持してきたアメリカですが、AIIBや一帯一路、海洋進出で覇権主義的動きを強める中国に警戒の声が上がるのは当然です。

対中国強硬派が台頭し、貿易不均衡問題を皮切りに、その覇権強化に待ったをかけ始めています。日本にとっては待望していた動きです。アメリカ人は、中国の本質に疎すぎたのです。

日本は、2000年の付き合いですから、彼らの凄惨な歴史を見ただけで理解できます。

これからも、独裁国家による顔認証による住民監視やネットでの世論操作、異民族の弾圧が続くのでしょう。

しかし、今後は、これまでのような順調な発展をするはずがありません。国有企業や地方政府の負債問題に加え、少子高齢化や社会格差が、じわじわと共産党政権を追い込むことでしょう。

近いうちに、経済成長が止まり、権力者のウソがばれ、混乱の時期を迎える。

警戒すべきはその時に、外部に敵を作り、内部を引き締める手段にするというシナリオです。

中国にとって、日本は、格好の標的になります。だから、どういう枠組みで外交を展開していくか、じっくりと「構想」を練っておく必要があると思います。

 

アメリカは従来、ドルの基軸通貨性を維持するため、積極的に米国市場を無関税で世界に開放し、対米輸出する諸国は、輸出代金で米国債を買い込み、この需要が米国債の金利を下げ、アメリカが貿易と財政の双子の赤字を拡大しても、ドルと米国債による経済覇権が維持されてきたのです。

トランプのアメリカは、これからドル基軸などの経済覇権を徐々にはく奪され、衰退の道を歩むことは、確実です。これだけ世界から嫌われ、得手勝手な論理でごり押ししてくると、共同戦線を張られ、経済覇権の消滅に続き、軍事覇権も危うくなるでしょう。

そうなる前に、アメリカの力を利用して、中国を抑え込む必要がある。

日本の政治家には、とても難しい課題が、突き付けられているのです。

米朝関係は今後とも紆余曲折を経るのでしょうが、最終的には、金正恩は、カダフィやフセインと同じ運命を辿ることになるのではないでしょうか。

日本としては、アメリカのATMにならないように、中距離ミサイルの廃棄や、拉致問題を取り上げ、それらが納得する形で解決されない限り、経済支援どころか制裁解除もない、と宣言しておくべきです。日本は、選挙を経なければならない民主主義国家なのですから。

▲このページのトップに戻る